不撓不屈(ふとうふくつ)の意味
「不撓不屈」(ふとうふくつ)は、逆境にあっても屈しない強い意志や精神力を表す四字熟語です。
文字通り、「曲がらず、折れず」という意味があります。
不撓不屈(ふとうふくつ)は、中国の古典である『易経』の中で、『乾卦』に「天行健、君子以自強不息」という言葉があります。
不撓不屈(ふとうふくつ)の由来
これは、天は常に強く、人々も自らを強くしなければならないという意味で、「不撓不屈」に通じるとされています。
また、「不撓不屈」は、歴史上の偉人たちの生き様からも取り上げられることが多く、特に抗争や闘争の時期にはよく使われます。
例えば、孫子が書いた『孫子兵法』には、「水滴石穿、非一日之功;不撓不屈、磨礪砺戒」という言葉があります。この中で「水滴石穿」とは、水滴が岩を穿つように、少しずつ継続することが重要であるということを表し、「不撓不屈」は、挫折や困難に出会っても諦めず、粘り強く取り組むことが必要であるということを表しています。
不撓不屈(ふとうふくつ)の例文
彼は困難に直面したときでも、不撓不屈の精神で挑戦し続けた。
また、チーム全体もその精神を共有し、最後まであきらめなかったことが勝利をもたらした。
不撓不屈(ふとうふくつ)の類語
- 堅忍不抜
- 独立不撓
- 百折不撓