森羅万象(しんらばんしょう)の意味
「森羅万象」(しんらばんしょう)は、自然界に存在するすべてのもの、あらゆる事物の総称を表す四字熟語です。
文字通り、「森羅」は「森林のように密集した物の群れ」、「万象」は「あらゆる事物・現象」という意味を持ちます。
森羅万象(しんらばんしょう)の由来
この四字熟語は、中国の古典である『易経』の中で、『繫辞』に「蟲螟四起、萬物作矣」という言葉があります。
これは、虫や害虫が大量発生することで、自然界にあるあらゆる生命が一斉に活動を開始することを表しており、「森羅万象」に通じるとされています。
また、この四字熟語は、宇宙や自然、人間社会など、ありとあらゆる事象や現象を包括するという意味でも使われます。
森羅万象(しんらばんしょう)の例文
この美術館には、森羅万象の芸術品が展示されている。 彼は自然界に対する興味が深く、森羅万象について熱心に学んでいる。
森羅万象(しんらばんしょう)の類義語
「森羅万象」と類義的な意味を持つ四字熟語には、以下のようなものがあります。
- 宇宙万物(うちゅうばんぶつ)
- 天地万象(てんちばんしょう)
- 自然万象(しぜんばんしょう)
- 光明磊落(こうめいらいらく)
- 有象無象(うぞうむぞう)