天衣無縫(てんいむほう)

四字熟語 天衣無縫(てんいむほう) 四字熟語

天衣無縫(てんいむほう)の意味

読み方:てんいむほう

1.詩や文章などに作為が見えず自然で美しく作られていること。

2.飾り気がなく自然、無邪気な人柄などを表す。

多くは人柄を表現、褒める時などに使われます。

天衣無縫(てんいむほう)の由来

中国の宋代の「霊怪集」によるもので、郭翰(かくかん)という男がある夏の夜に庭で寝ていると、天から美しい織女が降りてきました。

織女は「しばらく夫と会えないので遊びに来た」と言います。

そして二人は一夜を共にし、その後も会いますが郭翰はある日、織女の衣に縫い目がないのを気づき、聞いてるみると、「天人の衣は針と糸を使わないのです。」と答えたことが由来となっています。

夫がいながらも一夜を過ごしてしまったことから無邪気という表現はおかしいように思うかもしれませんが、浮気をすることに、そもそも問題を感じないその織女の性質もまた反映されたものになっています。

天衣無縫(てんいむほう)の類語

  • 天真爛漫(てんしんらんまん)
  • 純真無垢(じゅんしんむく)

天衣無縫(てんいむほう)の対義語

  • 狡猾老獪(こうかつろうかい)
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